专利摘要:
アンテナ構成および/または送信ダイバーシチスキームに関する情報をモバイル機器等の受信側に伝達するための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。具体的には、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関する情報は、異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを示すリファレンス信号を含むように、サブフレーム内において物理ブロードキャストチャネルを適切にマッピングすることによって伝達されうる。また、巡回冗長検査マスキング等のマスキングを使用して、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関する情報を提供することができる。
公开号:JP2011512055A
申请号:JP2010540183
申请日:2008-12-18
公开日:2011-04-14
发明作者:ミェシュコ フミエル;ベルンハルト ラアフ;ティモ;エリック ロマン
申请人:ノキア コーポレイション;
IPC主号:H04J11-00
专利说明:

[0001] 本発明の実施形態は、基地局等のネットワークエンティティと、モバイル端末等の受信側との間の通信に関し、より具体的には、アンテナ構成情報を伝達するための方法および装置に関する。]
背景

[0002] 無線通信システムでは、モバイル機器などのユーザ機器は、情報をネットワークに送信し、基地局等を介してネットワークから情報を受信する。ネットワークによっては、情報をユーザ機器に送信する基地局などのネットワークエンティティは、複数のアンテナ、例えば、1つのアンテナ、2つのアンテナ、もしくは4つのアンテナ等の異なるアンテナ構成を有する場合があり、いくつかの送信ダイバーシチスキームに従って情報を送信しうる。この点に関し、単一のアンテナしか有さない基地局は、いかなる送信ダイバーシチスキームも含まずに情報を送信するだろうが、2つまたは4つのアンテナを備える基地局は、送信ダイバーシチスキーム(または一連の異なる利用可能な送信ダイバーシチスキームのうちの特定の送信ダイバーシチスキーム)に従って、情報を送信しうる。本明細書において使用する際、アンテナ構成に関する情報、例えばアンテナの数や送信ダイバーシチスキームは、一般的に、アンテナ構成情報として言い表される(個別的および集合的の両方の場合を含む)。基地局から情報を効果的に受信するためには、例えば、ユーザ機器は、基地局が利用するアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを把握または認識しなければならない。モバイル機器は、アンテナ構成、すなわち、基地局の送信アンテナの数や送信ダイバーシチスキームを正確に判断した後にのみ、受信した信号を適切に復調することができる。受信した信号を適切に復調するためにアンテナ構成情報が必要とされることから、アンテナ構成情報は、極めて高い信頼性を持ってユーザ機器によって判断されなければならない。]
[0003] 例えば、進化型ユニバーサルモバイル通信システム(Universal Mobile Telecommunication System; UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network; E-UTRAN)では、ユーザ機器は、メッセージの直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing; OFDM)シンボル内に含まれるデータを使用して、E-UTRANにおいてeNodeBと呼ばれる基地局に関するアンテナ構成情報を収集することができる。例として、第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project; 3GPP)、具体的には、3GPP TS36.211 REL8および3GPP TS36.212 REL8の技術仕様書に従って、アンテナ構成情報を提供するための手法を利用可能である。ユーザ機器は、提供されたリファレンス信号から、または物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel; PBCH)内におけるデータの復号を試行することによって、アンテナ構成情報を抽出することができる。
3GPP TS36.211 REL8
3GPP TS36.212 REL8]
[0004] 図1a〜図1fは、E-UTRANシステムにおいて各種アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに用いられている、巡回プレフィックス内のサブフレームを示す。図1a〜図1fのサブフレームは、6つの物理リソースブロック(physical resource block; PRB)、すなわち1080kHz(72サブキャリア)を含み、その各々は、サブフレーム#0を含む。各サブフレームは、2つのスロット、つまり、スロット#0およびスロット#1を使う複数のリソース要素から成ることができる。各スロットは、それぞれのチャネルの情報を表す一連の直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing; OFDM)シンボルから構成されうる。この点に関し、図1a〜図1fのサブフレームは、物理ダウンリンク(またはダウンロード)制御チャネル(physical downlink control channel; PDCCH)、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel;PDSCH)、1次同期チャネル(primary synchronization channel; P-SCH)、2次同期チャネル(secondary synchronization channel; S-SCH)、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel; PBCH)、および未使用のサブキャリアを含むことができる。]
[0005] また、E-UTRANサブフレーム#0は、アンテナ構成に応じて所定のリソース要素を使う、複数のリファレンス信号も含む。例えば、図1a〜図1fのサブフレームにおいて、リファレンス信号は、R0、R1、R2、およびR3で示され、eNodeBの第1、第2、第3、および第4のアンテナからそれぞれ送信される。E-UTRANシステムでは、eNodeBは、1つ、2つ、または4つのアンテナを使うことができ、それぞれ異なる送信ダイバーシチスキームが用いられる。図示するように、サブフレーム#0は、eNodeBが用いるアンテナの数に応じて、異なる所定のリソース要素内にリファレンス信号を位置付けてもよい。]
[0006] さらに、E-UTRANは、従来の巡回プレフィックスを有するサブフレームと、拡張型巡回プレフィックスを有するサブフレームの両方に対応する。したがって、図1a〜図1cは、従来の巡回プレフィックスを有するサブフレームを示し、各サブフレームは14個のシンボルを有する。一方、図1d〜図1fは、拡張型巡回プレフィックスを有するサブフレームを示し、各サブフレームは12個のシンボルを含む。]
[0007] E-UTRANでは、eNodeBは、アンテナの数ひいては送信ダイバーシチスキームについて、ユーザ機器に明示的に報告しない。代わりに、ユーザ機器は、通常、eNodeBが用いるアンテナの数および/または送信ダイバーシチスキームを判断する目的で、提供されているリファレンス信号を分析することができる。通常、リファレンス信号は、基地局における送信アンテナの数に従って、サブフレームのどこかに、例えばPBCH内に配置される。リファレンス信号は、チャネル推定の目的のために主に使用される。サブフレーム内のリファレンス信号の位置にかかわらず、リファレンス信号の存在を検出することによって、ユーザ機器は、基地局における送信アンテナの数を判断することが可能になる。しかし、このような手続は、PBCHが動作するように設計される低信号対雑音比条件においては信頼性がないことが証明されている。図1a〜図1cを参照すると、PBCHは、スロット#0のシンボル#3およびシンボル#4と、スロット#1のシンボル#0およびシンボル#1とから構成される。図1aの単一アンテナ構成では、スロット#0のシンボル#4およびスロット#1のシンボル#0は、アンテナ構成情報を提供するリファレンス信号を含む。図1bの2アンテナ構成を参照すると、スロット#0のシンボル#4およびスロット#1のシンボル#0は、eNodeBの第1および第2のアンテナに関連するリファレンス信号を含み、それぞれR0およびR1と示される。同様に、図1cの4アンテナ構成を参照すると、スロット#0のシンボル#4およびスロット#1のシンボル#0および#1は、4つのアンテナに関連するリファレンス信号、つまり、R0、R1、R2、およびR3を含む。リファレンス信号を分析することによって、ユーザ機器は、アンテナの数を知ることができ、ひいては、2アンテナのeNodeBが使用する空間周波数ブロック符号(space-frequency block code;SFBC)や、4アンテナeNodeBが使用する周波数切替送信ダイバーシチ(frequency switched transmit diversity; SFBC-FSTBC)等の、eNodeBが用いる送信ダイバーシチスキームの判断を試行することができる。ユーザ機器は、同様に、アンテナ構成情報を判断する目的で、図1d〜図1fの拡張型巡回プレフィックスを有するサブフレームにおけるPBCHまたはリファレンス信号を分析することができる。ただし例外として、拡張型巡回プレフィックスの場合のPBCHは、スロット#0のシンボル#3と、スロット#1のシンボル#0、#1、および#2とに関連する。]
[0008] しかし、アンテナ構成情報はリファレンス信号から導出可能であるとはいえ、ユーザ機器は、少なくとも初めに、PBCHの受信および復調前に、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを認識していない。また、適切なデータの復調およびチャネルの制御のためにはアンテナ構成情報が必要とされることから、ユーザ機器がアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを誤って判断する場合、またはユーザ機器がアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを判断するのが遅い場合、データ損失や遅延が発生しうる。そのため、ユーザ機器によっては、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関して仮定を立てるように設計される。このような、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームの仮定は、PBCHの復調前や復調中に立てられる場合があり、常に正しいとは限らない。この点に関し、ユーザ機器は、PBCHにおける情報のサブセットに基づいて、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関する仮定に達してもよい。例えば、場合によっては、PBCHを含む情報の4つのバーストのうちの最初のものから収集された情報を使用する初期PBCH復号スキームを利用してもよい。同様に、受信した信号における雑音も、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関するユーザ機器の仮定に影響を及ぼしうる。]
[0009] アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームのユーザ機器による仮定あるいは少なくとも誤った仮定から生じる悪影響に関連する誤り率は、サブフレーム内のPBCHが従来のマッピングである場合があるため、悪化する可能性がある。例えば、図1b(2アンテナ基地局に関する)および図1c(4アンテナ基地局に関する)におけるサブフレームのPBCHについて考察する。PBCHの最初の3つのシンボルが、リファレンス信号、つまり、スロット#0のシンボル#3および#4と、スロット#1のシンボル#0に関して同一であることに留意されたい。PBCHの最終シンボルまでは、つまり第3および第4のアンテナに関する情報をR2およびR3がそれぞれ提供するまでは、アンテナ構成の違いは確認されない。したがって、2アンテナ構成と4アンテナ構成とのPBCHの類似性によって、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームのユーザ機器の仮定あるいは少なくとも誤った仮定から生じる悪影響に関連して、誤り率が増加しうる。]
[0010] また、PBCHのための従来のダイバーシチスキームは、信号の大部分を共有する。このため、PBCHの復号のために使用されるダイバーシチスキームを誤って選択したとしても、PBCHは適切に復号されてしまう。よって、誤った選択がさらに使用されることになり、通信に大きなエラーが発生しうる。従来のPBCHマッピングにおいて、このような結果は、種々のアンテナ構成が多数のリソース要素を共有することを考慮すると、比較的頻繁に発生する可能性がある。]
[0011] したがって、データ損失および通信レイテンシを回避または低減するためには、基地局等のネットワークエンティティのアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを、より信頼性を持って判断するために改善された技法を提供することが望ましい。]
[0012] 本発明の実施形態によれば、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関連する追加の情報を提供する方法や装置が提供される。これらの方法や装置の実施形態によって、受信側は、複数のアンテナ構成および/または送信ダイバーシチスキームを、信頼性を持って区別することが可能になり、それによって、送信されたデータを、高い信頼性を持って復調および解釈することが可能になる。さらに、これらの方法や装置の実施形態は、いかなる追加のビットも送信せずに、あるいはデータ送信に関連するオーバーヘッドを付加せずに、この追加の情報を提供するように構成される。]
[0013] ある側面に従って提供される方法や、プロセッサを備える装置は、アンテナ構成および/または送信ダイバーシチスキームに基づいて、ビットマスクを入手する。そして、送信される複数のビットを前記ビットマスクによりマスキングし、それによって、前記アンテナ構成および/または前記送信ダイバーシチスキームに関する情報を伝達する。マスキングされる前記複数のビットは、物理ブロードキャストチャネルのビットでありうる。ある実施形態では、例えば、マスキングされる前記複数のビットは、複数の巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)ビットでありうる。ある実施形態において、前記ビットマスクは、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別可能にするのに十分である。]
[0014] 別の側面に従って提供される方法や、プロセッサを備える装置は、受信した複数のビットを分析し、該ビットに複数の既定のビットマスクのうちどれが適用されたかを判断する。そして、前記ビットに適用されたと判断された各ビットマスクに基づいて、アンテナ構成および/または送信ダイバーシチスキームを判断する。分析される前記複数のビットは、物理ブロードキャストチャネルのビットでありうる。ある実施形態において、例えば、分析される前記複数のビットは、複数のCRCビットでありうる。ある実施形態において、前記ビットマスクは、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別可能にするのに十分である。]
[0015] さらに別の側面に従って提供される方法や、プロセッサを備える装置は、物理ブロードキャストチャネルを含む複数のシンボルを複数のリソース要素にマッピングする。前記リソース要素のうちの既定のものは、アンテナ構成および/または送信ダイバーシチスキームを示すリファレンス信号に確保される。前記方法および装置は、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別可能とするために、前記物理ブロードキャストチャネルの最初の2つのシンボル内に十分なリファレンス信号が含まれるように、前記複数のシンボルをマッピングするようにさらに構成される。前記物理ブロードキャストチャネルが第1および第2のスロットを有するサブフレームに含まれる場合では、前記方法および装置は、前記サブフレームの前記第2のスロットにおいて前記物理ブロードキャストチャネルを含む前記シンボルの全てをマッピングするように構成されうる。ある実施形態において、前記方法および装置は、前記物理ブロードキャストチャネルを含む前記シンボルの全てを、複数の連続的なシンボルにマッピングするように構成されうる。]
[0016] さらなる側面に従って提供される方法や、プロセッサを備える装置は、物理ブロードキャストチャネルを含む複数のシンボルを受信する。そして、前記物理ブロードキャストチャネルの最初の2つのシンボル内に含まれるリファレンス信号による物理ブロードキャストチャネルにおける差異に基づいて、アンテナ構成および/または送信ダイバーシチスキームを判断する。この側面では、前記物理ブロードキャストチャネルの最初の2つのシンボル内に含まれるリファレンスシンボルに基づいて、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別するようにさらに構成される。前記物理ブロードキャストチャネルが、第1および第2のスロットを有するサブフレームに含まれる場合では、前記方法および装置は、前記サブフレームの前記第2のスロットにおいて前記物理ブロードキャストチャネルを含む前記シンボルの全てを受信するようにさらに構成されうる。ある実施形態において、前記方法および装置は、複数の連続的シンボルにおいて前記物理ブロードキャストチャネルを含む前記シンボルの全てを受信するようにさらに構成されうる。]
図面の簡単な説明

[0017] 本発明について概括的に説明したところで、添付の図面を参照されたい。これらの図面は、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではない。
単一アンテナ基地局に関する通常の巡回プレフィックスを有する既存のサブフレームの図である。
2アンテナ基地局に関する通常の巡回プレフィックスを有する既存のサブフレームの図である。
4アンテナ基地局に関する通常の巡回プレフィックスを有する既存のサブフレームの図である。
単一アンテナ基地局に関する拡張型巡回プレフィックスを有する既存のサブフレームの図である。
2アンテナ基地局に関する拡張型巡回プレフィックスを有する既存のサブフレームの図である。
4アンテナ基地局に関する拡張型巡回プレフィックスを有する既存のサブフレームの図である。
本発明のある実施形態に従うモバイル端末の略ブロック図である。
本発明のある実施形態に従う通信システムの略ブロック図である。
本発明のある実施例に従う、単一アンテナ基地局に関する通常の巡回プレフィックスを有するサブフレームの図である
本発明のある実施例に従う、2アンテナ基地局に関する通常の巡回プレフィックスを有するサブフレームの図である。
本発明のある実施例に従う、4アンテナ基地局に関する通常の巡回プレフィックスを有するサブフレームの図である。
本発明のある実施例に従う、単一アンテナ基地局に関する拡張型巡回プレフィックスを有するサブフレームの図である。
本発明のある実施例に従う、2アンテナ基地局に関する拡張型巡回プレフィックスを有するサブフレームの図である。
本発明のある実施例に従う、4アンテナ基地局に関する拡張型巡回プレフィックスを有するサブフレームの図である。
本発明のある実施例に従う、ブロードキャストチャネル送信および受信に関連する処理のフローチャートである。
本発明のある実施例に従う、ブロードキャストチャネル送信および受信に関連する処理のフローチャートである。
アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを判断するために冗長バージョンを利用する手順のフローチャートである。]
詳細説明

[0018] 次に、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して以下により詳しく説明する。これらの図面において、本発明の実施形態のいくつかが示されるが、全てが示されるわけではない。当然ながら、本発明は、多数の異なる形式で具現化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定するように解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、関連する法的要件を満たすために提供される。明細書において、同一の参照番号は同一の要素を指す。]
[0019] 図2は、本発明の実施形態より利益を受け得るモバイル端末10のブロック図を図示する。しかし、図示されかつ以下に説明される携帯電話機が、単に、本発明の実施形態より利益を受け得る一種類のモバイル端末を例示しているだけであるため、本発明の実施形態の範囲を限定するように解釈されるべきではないことは理解されたい。モバイル端末10の一実施形態が、例示目的で図示されかつ以下に説明されるが、携帯情報端末(portable digital assistant; PDA)、ポケットベル、携帯型コンピュータ、携帯型テレビ、ゲーム機器、ノート型コンピュータ、カメラ、ビデオレコーダ、GPS機器、ならびに他の種類の音声およびテキスト通信システム等の、様々な種類のモバイル端末が、本発明の実施形態を実装することが可能である。さらに、モバイルではないユーザ機器も、本発明の実施形態を実装することができる。]
[0020] 本発明の実施形態に関するシステムおよび方法は、モバイル通信用途に関連して主に説明される。しかし、本発明の実施形態に関するシステムおよび方法が、モバイル通信産業およびモバイル通信以外の産業の両方における多種多様な他の用途に関連して利用可能であることを理解されたい。]
[0021] モバイル端末10は、送信機14および受信機16と、これらと協働するアンテナ12(または複数のアンテナ)を含む。モバイル端末10は、送信機14や受信機16へ信号を提供し、かつそれらから信号を受信する、コントローラ20など処理要素のような装置をさらに備えてもよい。これらの信号は、適用可能なセルラシステムの無線インターフェース規格に準拠するシグナリング情報を含み、また、ユーザ発話、受信したデータ、および/またはユーザにより生成されたデータも含む。モバイル端末10は、1つ以上の無線インターフェース規格、通信プロトコル、変調タイプ、およびアクセスタイプで動作できる。例えば、モバイル端末10は、多数の第1、第2、第3、および/または第4世代の通信プロトコルあるいはその同等技術のいずれかに準拠して動作可能である。例えば、モバイル端末10は、第2世代(2G)無線通信プロトコルIS-136((時分割多重接続(time division multiple access;TDMA))、モバイル通信のためのグローバルシステム(global system for mobile communications; GSM)、およびIS-95(符号分割多元接続(code division multiple access; CDMA))に準拠して、またはUMTS長期的進化(UTMS Long Term Evolution; UTMSLTE)を含むユニバーサルモバイル通信システム(universal mobile telecommunications system; UMTS)、CDMA2000、広帯域CDMA(wideband CDMA; WCDMA)、および時分割/同期CDMA(time division-synchronous CDMA; TD-SCDMA)等の第3世代(3G)無線通信プロトコルに準拠して、第4世代(4G)無線通信プトロコルに準拠して、あるいはその同等技術に準拠して動作可能でありうる。]
[0022] コントローラ20等の装置が、モバイル端末10の音声機能および論理機能の実装に望ましい回路等の手段を含むことを理解されたい。例えば、コントローラ20は、デジタルシグナルプロセッサ、マイクロプロセッサ、種々のアナログ/デジタル変換器、デジタル/アナログ変換器、ならびに他のサポート回路から構成されてもよい。モバイル端末10の制御機能や信号処理機能は、そのそれぞれの能力に応じて、これらのデバイスに割り当てられる。したがって、コントローラ20は、変調および伝送前に、メッセージやデータを畳み込み符号化およびインターリーブするための機能性も備えていてもよい。加えて、コントローラ20は、内蔵音声符号器をさらに備えていてもよく、内蔵データモデムを備えていてもよい。さらに、コントローラ20は、メモリに格納されうる1つ以上のソフトウェアプログラムを動作する機能を備えていてもよい。例えば、コントローラ20は、既存のウェブブラウザ等の接続プログラムを実行可能でありうる。また、接続プログラムによって、例えば、無線アプリケーションプロトコル(wireless application protocol; WAP)、ハイパーテキストトランスファープロトコル(hypertext transfer protocol;HTTP)、および/またはその同等技術に準拠して、モバイル端末10は、位置ベースのコンテンンツなどのウェブページコンテンツ等のウェブコンテンツを送受信することが可能でありうる。]
[0023] また、モバイル端末10は、ユーザインターフェースも備えていてもよい。ユーザインターフェースは、既存のイヤホンまたはスピーカ24、マイクロホン26、ディスプレイ28、およびユーザ入力インターフェース等の出力機器を含み、これら全てはコントローラ20に接続される。モバイル端末10にデータの受信を可能にするユーザ入力インターフェースは、キーパッド30やタッチディスプレイ(図示せず)などの入力機器等の、モバイル端末10にデータの受信を可能にする多数の機器のいずれかを備えていてもよい。キーパッド30を含む実施形態では、キーパッド30は、従来の数字キー(0〜9)および関連キー(#、*)、ならびにモバイル端末10の動作に使用する他のハードキーおよびソフトキーを備えていてもよい。また、キーパッド30は、従来のQWERTYキーパッド配列を備えていてもよい。また、キーパッド30は、関連機能を有する種々のソフトキーも備えていてもよい。付加的または代替的に、モバイル端末10は、ジョイスティックなどのユーザ入力インターフェース等のインターフェース機器を備えてもよい。モバイル端末10は、モバイル端末10の動作に必要な種々の回路に電力供給し、ならびに、任意により、検出可能出力として機械的振動を提供するための振動電池パック等の電池34をさらに含む。]
[0024] モバイル端末10は、ユーザ識別要素(user identity element; UIM)38をさらに備えてもよい。典型的には、UIM38は、プロセッサ内蔵型のメモリ機器である。UIM38には、例えば、加入者識別要素(subscriber identity element;SIM)、汎用集積回路カード(universal integrated circuit card; UICC)、汎用加入者識別要素(universal subscriber identity element; USIM)、可撤性ユーザ識別要素(removable identity element; R-UIM)等が含まれうる。典型的には、UIM38は、モバイル加入者に関連する情報要素を格納する。UIM38に加え、モバイル端末10は、メモリを装備しうる。例えば、モバイル端末10は、データの一時記憶のためのキャッシュ領域を含む揮発性ランダムアクセスメモリ(random access memory; RAM)等の揮発性メモリ40を備えていてもよい。また、モバイル端末10は、他の不揮発性メモリ42を備えていてもよい。不揮発性メモリ42は、内蔵型であてもよく、着脱可能であってもよい。付加的または代替的に、不揮発性メモリ42には、電気的消去可能読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read only memory; EEPROM)、フラッシュメモリ、またはその同等物でありうる。メモリは、モバイル端末10の機能を実装するためにモバイル端末10が使用する多数の情報およびデータのいずれかを格納することができる。例えば、メモリは、モバイル端末10を一意的に識別可能である国際モバイル装置識別(international mobile equipment identification; IMEI)コード等の、識別子を含むことができる。]
[0025] 次に図3を参照すると、本発明の実施形態より利益を受け得る一種類のシステムの図が提供される。本システムは、モバイル端末10などのユーザ機器等の複数のネットワーク機器を含む。図示するように、1つ以上のモバイル端末10は、各々、基地サイトまたは基地局(base station;BS)44へ信号を送信し、かつそこからの信号を受信するためのアンテナ12を備えてもよい。基地局44は、1つ以上のセルラネットワークまたはモバイルネットワークの一部であってもよく、そのネットワークは、各々、移動交換局(mobile switching center;MSC)46等の、ネットワークの動作に必要な要素を有する。当業者には既知であるように、モバイルネットワークは、基地局/MSC/相互作用機能(Base Station/MSC/Interworking function; BMI)とも呼ばれうる。動作中、モバイル端末10が発呼および着呼する際に、MSC46は、モバイル端末10を出入りする呼を経路指定することができる。また、モバイル端末10が呼に関与する際に、MSC46は、地上通信回線に接続を提供することもできる。加えて、MSC46は、モバイル端末10を出入りするメッセージの転送を制御することができ、また、メッセージ局を出入りするモバイル端末10のためのメッセージの転送も制御することもできる。図2のシステムにおいてMSC46を示すが、MSC46は、単に、例示的なネットワーク機器であるだけであり、本発明の実施形態は、MSCを用いるネットワークにおける使用に限定されないことに留意されたい。]
[0026] BS44は、種々のアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを利用することができる。アンテナ構成は、種々の送信ダイバーシチスキームを利用する1つ以上のアンテナを有するBS44を含むことができる。例えば、実施形態によっては、BS44は、単一の送信アンテナを備えることができる。他の例示的実施形態では、BS44は、送信ダイバーシチスキームとして空間周波数ブロック符号(space-frequency block code;SFBC)を使用することが可能である2つの送信アンテナを備えることができる。さらに他の例示的実施形態では、BS44は、SFBC周波数切替送信ダイバーシチ(frequency switched transmit diversity;FSTBC)送信ダイバーシチスキームを使用することが可能である4つの送信アンテナを備えることができる。]
[0027] ある実施形態において、MSC46は、ローカルエリアネットワーク(local area network; LAN)、都市規模ネットワーク(metropolitan area network;MAN)、および/または広域ネットワーク(wide area network;WAN)等のデータネットワークに接続可能である。MSC46は、データネットワークに直接接続できる。しかし、典型的な実施形態において、MSC46は、ゲートウェイ(gate way;GTW)機器48に接続され、GTW48は、インターネット50等のWANに接続される。次いで、処理要素等の機器(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、またはその同等物)は、インターネット50を介してモバイル端末10に接続できる。例えば、後述のように、処理要素は、コンピューティングシステム52、オリジンサーバ54、および/またはその同等物に関連付けられる1つ以上の処理要素を含むことができる。]
[0028] また、BS44は、信号伝達中の汎用パケット無線通信システム(general packet radio service; GPRS)サポートノード(support node; SGSN)56にも接続できる。当業者に既知であるように、SGSN56は、典型的には、パケット交換サービス用のMSC46に類似の機能を実行することができる。MSC46のように、SGSN56は、インターネット50等のデータネットワークに接続できる。SGSN56は、データネットワークに直接接続できる。しかし、より典型的な実施形態では、SGSN56は、GPRSコアネットワーク58等のパケット交換コアネットワークに接続される。パケット交換コアネットワークは、ゲートウェイGPRSサポートノード(gateway GPRS support node; GGSN)60等の別のGTW48に接続され、GGSN60は、インターネット50に接続される。GGSN60に加えて、パケット交換コアネットワークもGTW48に接続される。また、GGSN60は、メッセージ局に接続できる。MSC46のように、GGSN60およびSGSN56は、MMSメッセージ等のメッセージの転送を制御可能でありうる。また、GGSN60およびSGSN56は、メッセージ局を出入りするモバイル端末10のためのメッセージの転送も制御可能でありうる。]
[0029] SGSN56をGPRSコアネットワーク58およびGGSN60に接続することによって、コンピューティングシステム52および/またはオリジンサーバ54等の機器は、インターネット50、SGSN56、およびGGSN60を介してモバイル端末10に接続されうる。この場合、コンピューティングシステム52および/またはオリジンサーバ54等の機器は、SGSN56、GPRSコアネットワーク58、およびGGSN60を介してモバイル端末10と通信しうる。モバイル端末10および他の機器(例えば、コンピューティングシステム52、オリジンサーバ54等)を直接的または間接的にインターネット50に接続することによって、モバイル端末10は、ハイパーテキストトランスファープロトコル(hypertext transfer protocol;HTTP)および/またはその同等物等に準拠して、他の機器と通信し、および相互に通信することによって、モバイル端末10の種々の機能を実行しうる。]
[0030] 全ての可能なモバイルネットワークの全ての要素について本明細書に図示および説明されるわけではないが、モバイル端末10が、多数の異なるネットワークのいずれか1つ以上に、BS44を介して接続されうることを理解されたい。この点に関し、ネットワークは、多数の第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、第3世代(3G)、3.9G、第4世代(4G)のモバイル通信プロトコルまたはその同等物のうちの1つ以上等の、多種多様の通信プロトコルのうちの任意の1つに準拠して、通信に対応可能でありうる。例えば、ネットワークのうちの1つ以上は、2G無線通信プロトコルIS-136(TDMA)、GSM、およびIS-95(CDMA)に準拠して、通信に対応することができる。また、例えば、ネットワークのうちの1つ以上は、2.5G無線通信プロトコルGPRS、強化型データGSM環境(enhanced data GSM environment; EDGE)、またはその同等技術に準拠して、通信に対応することができる。さらに、例えば、ネットワークのうちの1つ以上は、WCDMA無線アクセス技術を用いるE-UTRANまたはUMTSネットワーク等の、3G無線通信プロトコルに準拠して、通信に対応することができる。いくつかの狭帯域アナログモバイル電話サービス(narrow-band analog mobile phone service; NAMPS)ならびにトータルアクセス通信システム(total access communication system; TACS)のネットワークも、本発明の実施形態から利益を受け得るが、移動局(例えば、デジタル/アナログまたはTDMA/CDMA/アナログ電話)は、デュアルモードまたはそれ以上のモードを使用可能であることが好ましい。]
[0031] モバイル端末10は、1つ以上の無線アクセスポイント(access point;AP)62にさらに接続しうる。AP62には、例えば、無線周波数(radio frequency; RF)、ブルートゥース(Bluetooth;BT)、赤外線(infrared; IrDA)、あるいはIEEE802.11(例えば、802.11a、802.11b、802.11g、802.11n等)等の無線LAN(WLAN)技術、IEEE802.16等のマイクロ波アクセスの国際的な相互運用性(Worldwide Interoperability for Microwave Access; WiMAX)技術、および/またはIEEE802.15等の超広帯域(ultra wideband; UWB)技術、および/またはその同等技術を含む多数の異なる無線ネットワーク技術のいずれかの技術に準拠して、モバイル端末10と通信するように構成されるアクセスポイントが含まれうる。AP62は、インターネット50に接続されうる。]
[0032] MSC46と同様に、AP62は、インターネット50に直接接続できる。しかし、ある実施形態において、AP62は、GTW48を介してインターネット50に間接的に接続される。さらに、ある実施形態において、BS44は、別のAP62として考えられうる。理解されうるように、モバイル端末10およびコンピューティングシステム52、オリジンサーバ54、ならびに/あるいは多数の他の機器のいずれかをインターネット50に直接的または間接的に接続することによって、モバイル端末10は、相互に、コンピューティングシステム等と通信可能になるため、データ、コンテンツ、またはその同等物をコンピューティングシステム52に送信すること、ならびに/あるいはコンテンツ、データ、またはその同等物をコンピューティングシステム52から受信すること等のモバイル端末10の種々の機能が実行可能になる。本明細書で使用する際、用語の「データ」、「コンテンツ」、「情報」、および類似の用語は、本発明の実施形態に従って送信、受信、および/または格納可能であるデータを指すように使用され、場合に応じていずれかの語句が使用されている。したがって、任意のこのような用語の使用は、本発明の精神および範囲を制限するように解釈されるべきではない。]
[0033] 理解されるように、モバイル端末10やコンピューティングシステム52、オリジンサーバ54、ならびに/あるいは多数の他の機器のいずれかをインターネット50に直接的または間接的に接続することによって、モバイル端末10は、相互に、コンピューティングシステム52、オリジンサーバ54等と通信可能になるため、データ、コンテンツ、またはその同等物をコンピューティングシステム52および/またはオリジンサーバ54等に送信すること、ならびに/あるいはコンテンツ、データ、またはその同等物をコンピューティングシステム52および/またはオリジンサーバ54から受信すること等のモバイル端末10の種々の機能が実行可能になる。]
[0034] 種々の信号伝達情報を提供するために、基地局44は、既定または標準化されたフォーマットを有するサブフレームをユーザ機器10に提供してもよい。基地局のアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームをユーザ機器が判断する際の信頼性を改善するため、アンテナ構成情報をユーザ機器に提供するべく、基地局およびユーザ機器は、本発明の一実施形態に従って、サブフレーム内で図1a〜図1fに示すものとは異なるようにリソース要素にマッピングされるPBCHの送信および受信をそれぞれ行なうように構成されうる。この点に関し、図4a〜図4fは、本発明の実施形態に従う、種々のアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームのための例示的PBCHマッピングの図を示している。図4a〜図4fのサブフレームは、6個の物理リソースブロック(physical resource block; PRB)を含み、すなわち1040kHzである72個のサブキャリを含み、それらがサブフレーム#0に含まれる。サブフレーム#0は、スロット#0およびスロット#1と示される2つのスロットから構成される。各スロットは、複数の、例えば、72個のリソース要素から構成される一連のシンボルから構成され、物理ダウンリンク(またはダウンロード)制御チャネル(physical downlink control channel; PDCCH)、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel;PDSCH)、1次同期チャネル(primary synchronization channel; P-SCH)、2次同期チャネル(secondary synchronization channel; S-SCH)、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel; PBCH)、および未使用のサブキャリア等のそれぞれのチャネルに関連することができる。また、図4a〜図4fのサブフレームは、リファレンス信号、つまり、基地局の第1、第2、第3、および第4のアンテナに関する情報を提供するR0、R1、R2、およびR3も含む。さらに、図4a〜図4cは、通常の長さを有する巡回プレフィックスを有する例示的サブフレームを示し、この場合、サブフレームは、14個のOFDMシンボルを含むことができる。一方、図4d〜図4fは、拡張型巡回プレフィックスを有する例示的サブフレームを示し、この場合、サブフレームは、12個のOFDMシンボルを含むことができる。]
[0035] 図4a〜図4fのサブフレームにおけるPBCHを使用して、基地局のアンテナ構成情報を検出することが可能である。アンテナ構成情報は、基地局が利用するアンテナの数および/または基地局が利用する送信ダイバーシチスキームを含むことができる。図4a〜図4fのサブフレームにおけるPBCHは、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームの検出を可能にするため、異なるアンテナ構成にはリファレンス信号の配置や位置が十分に異なるように、各シンボルがPBCHにマッピングされた構成を有している。実施形態によっては、この十分異なるリファレンス信号の配置は、異なるアンテナ構成のためのマッピングにおいて行われることができ、PBCHの最初の2つのシンボル内において行われることができる。図1a〜図1fに関連して上述したように、PBCHのリソース要素に対する既存のマッピング、言い換えると、PBCH内におけるリファレンス信号の配置は、基地局のアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームのユーザ機器の判断に関連する誤り率の増加をもたらす可能性があり、その理由は、既存のマッピングにおいては、基地局が2つまたは4つのアンテナを有する場合において、最初の3つのPBCHシンボルに同一のリファレンス信号が含まれるからであり、4アンテナ基地局が有する追加のアンテナに関連するリファレンス信号、すなわち、R2およびR3は、第4のPBCHシンボルに提供されるだけである。本発明の一実施形態に従うPBCHマッピングによれば、各種アンテナ構成に関連するリファレンス信号は、時間および周波数において実質的に異なるか、または従来のマッピングよりもその意味において少なくとも異なる。このため、基地局のアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームをユーザ機器が誤って判断することに起因する誤り率を、減少させることが可能になる。具体的には、例えば、2アンテナ構成と4アンテナ構成との間で大幅に異なるPBCHマッピングによって、ユーザ機器は、基地局のアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームをより信頼性を持って、かつ恐らくより迅速に判断することが可能になる。本発明の種々の実施形態は、選択されたアンテナ構成と成功した復号手順との間の1対1の関係を生成することが可能であり、誤ったアンテナ構成選択の拡大を防止する。PBCHのシンボル間の相違の度合いを大きくすることによって、誤ったアンテナ構成によりPBCHを成功裏に復号してしまう可能性も低減されうる。したがって、図4a〜図4fのサブフレームは、リファレンス信号によりリファレンス信号構造を変更せずに、従来のPBCHマッピングよりもリソース要素に対するPBCHマッピング間の区別を大きくする例示的PBCHマッピングを提供する。その結果生じる増加した区別は、種々のアンテナ構成に従って提供される初期PBCHシンボルにおいて識別できる。]
[0036] 実施形態によっては、PBCHのマッピングは、BS44等の基地局などのネットワークエンティティもしくは手段等によって実装可能である。実施形態によっては、モバイル端末10等のユーザ機器などの手段は、基地局のアンテナの数および/または送信ダイバーシチスキーム等のアンテナ構成情報を入手する際に、PBCHマッピングを利用することができる。実施形態によっては、ユーザ機器は、正確なアンテナ構成を判断するために、PBCHマッピングを利用して、アンテナ構成に関して複数の仮定を並行に立て、複数のPBCH復号試行を行なうことができる。]
[0037] 図4a〜図4cには、通常の巡回プレフィックスに関連して、実施例におけるPBCHマッピングに関するシンボルの差異が、図1a〜図1cに示す従来のマッピングと比較してハイライトされている。図4a〜図4cでは、PBCHは、スロット#1のシンボル#0からシンボル#3を利用することができる。従来のマッピングとは異なり、PBCHの全てのシンボルは、スロット#1にマッピングされうる。さらに対照的に、PBCHの全てのシンボルは、例えば、連続的なOFDMシンボル等の、連続的なシンボルにマッピングされうる。通常の巡回プレフィックスのPBCHマッピングの第1のシンボル、つまり、スロット#1のシンボル#0が、図4aの単一アンテナ構成と図4bおよび図4cの複数アンテナ構成との間でPBCHマッピングに差異をもたらすことが可能であることに留意されたい。これは、PBCHのシンボル内のリファレンス信号の配置または位置に起因している。したがって、実施形態によっては、PBCHのシンボル内におけるリファレンス信号の配置または位置は、PBCHのシンボルのコンテンツ間のダイバーシチを増加させるために使用できる。そして、増加したダイバーシチは、基地局のアンテナ構成の判断を助けることができる。実施形態によっては、リファレンス信号は、各アンテナ構成が一意的に識別可能になるように、異なるアンテナ構成において十分異なる配置を有することができる。]
[0038] 図4aに図示される通常の巡回プレフィックスを有するサブフレームでは、PBCHマップの第1のシンボルは、第1のアンテナに関する情報を提供するR0リファレンス信号のみを含むことができる。その結果、PBCHマッピングにおいて第1のOFDMシンボルがR0リファレンス信号のみを含む場合では、単一アンテナ構成を利用中であることを判断することができる。しかし、2および4アンテナ構成のそれぞれに関する図4bおよび図4cのサブフレームでは、PBCHの第1のシンボルは、R0リファレンス信号だけでなく、第2のアンテナに関する情報を提供するR1リファレンス信号も含むことができる。その結果、R0およびR1の両方のリファレンス信号を含む第1のOFDMシンボルをPBCHマッピングが含む場合では、マルチアンテナ構成が利用中であることを判断することができる。]
[0039] さらに、図4bに示す2アンテナ構成と、図4cに示す4アンテナ構成との間の区別についても、第2のシンボル、つまり、スロット#1のシンボル#1を考慮することによって識別することができる。図4bの2アンテナ構成に関連するサブフレームでは、PBCHの第2のシンボルは、リファレンス信号を含むことができない。その結果、PBCHマッピングが、マルチアンテナ構成を表す第1のOFDMシンボルを含み、かつリファレンス信号を含まない第2のOFDMシンボルを含む場合では、2アンテナ構成が利用中であることを判断することができる。図4cの4アンテナ構成に関連するサブフレームでは、PBCHの第2のシンボルは、第3および第4のアンテナのそれぞれに関する情報を提供するR2およびR3を含むことができる。その結果、PBCHマッピングが、マルチアンテナ構成を表す第1のOFDMシンボルを含み、かつR2およびR3リファレンス信号を含む第2のOFDMシンボルを含む場合では、4アンテナ構成が利用中であることを判断することができる。]
[0040] 同様に、図4d〜図4fには、拡張型巡回プレフィックスに関連して、実施例におけるPBCHマッピングに関するシンボルの差異が、図1d〜図1fに示す従来のマッピングと比較してハイライトされている。図4a〜図4cに関連して上述したように、PBCHの第1のシンボルにおけるリファレンス信号によって、単一アンテナ構成を複数アンテナ構成から区別することが可能になり、一方、PBCHの第2のシンボルにおけるリファレンス信号によって、2アンテナ構成を4アンテナ構成から区別することが可能になる。]
[0041] したがって、本発明の一実施形態に従う、基地局等のネットワークエンティティとユーザ機器とがサポートする図4a〜図4fのPBCHマッピングによれば、従来のPBCHマッピングに比べて、PBCHの最初の2つのシンボル内において、異なるアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームの実質的な区別を提供する。この点に関し、図4a〜図4fのサブフレームに関連するPBCHマッピングは、PBCHにおいて、異なるアンテナ構成毎に異なる数のリファレンス信号を提供する。加えて、2アンテナ構成と4アンテナ構成とを区別するために第4のPBCHOFDMシンボルにおいてのみ差異を提供する図1a〜図1fに示す従来のPBCHマッピングに比べて、本発明の実施形態に従うPBCHマッピングが、少なくとも異なるアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームが一意に区別可能になるように、PBCHの最初の2つのシンボル内において十分な数のリファレンス信号を組み込むことに留意されたい。]
[0042] 加えて、一実施形態に従うPBCHマッピングが、PBCHのOFDMシンボルの全てをグループ化することから、ユーザ機器は、マイクロスリープモードを備えることができる。マイクロスリープモードでは、ユーザ機器は、ユーザ機器が必要としないシンボルの受信のためにユーザ機器がリソースを浪費しないように、受信チェーン、例えば、アナログ/デジタル変換器、ミキサ、発振器、増幅器、またはその同等物等の構成要素等の種々の機能要素を停止することができる。さらに、PBCHの検出に利用するリソースは、PBCH全体が割り込みを含まずにグループ化されるため、オン・オフの切り替えが頻繁に行われ得ない。切り替えは、同時に起こらずに、ある時間がかかるため、時間に関するオーバーヘッドをもたらすことになる。十しれによれば、PBCH全体のグループ化によって、切り替えサイクルを1回減らすことが可能になり、サブフレーム毎に1つのオーバーヘッド時間分、切り替えられる構成要素の全ての電力を低減可能になる。]
[0043] 図5は、本発明のある実施形態に従い図4a〜図4fに関連して説明したPBCHマッピングを有する本発明のある実施形態に従うブロードキャストチャネル送信および受信に関連する動作について説明するフローチャートである。図5の手順は、500において、PBCHバーストを生成するためにシンボルをリソース要素にマッピングすることと、510において、PBCHバーストを送信することとを含むことができる。また、図5に示すように、送信後、ユーザ機器は、520においてPBCHバーストを受信し、530において、アンテナ構成または送信ダイバーシチを判断することができる。]
[0044] 500において、シンボルは、リソース要素にマッピングされうる。シンボルは、BS44等の基地局などの手段によってマッピングされうる。実施形態によっては、シンボルは、リソース要素にマッピングされて、PBCHバーストをもたらすことができる。実施形態によっては、複数のシンボルが、複数の既定のリソース要素にマッピングされてもよく、これら複数のシンボルはPBCHを含むことができる。既定のリソース要素は、例えば、時間および周波数に関するリソース要素の位置がアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを表すリソースシンボルのために、確保されていてもよい。実施形態によっては、複数のシンボルは、図4a〜図4fに関して説明した本発明の実施形態に従って、複数の既定のリソース要素にマッピングされうる。さらに、実施形態によっては、マッピングは、PBCHの最初の2つのシンボルにより、少なくとも3つの異なるアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームの識別が可能になるように規定されることができる。この点に関し、実施形態によっては、3つの異なるアンテナ構成および/またはダイバーシチスキームは、例示的E-UTRAN環境において、1、2、および4アンテナ構成に関連することができる。加えて、実施形態によっては、シンボルは、第1および第2のスロットを有するサブフレームにおいてPBCHにマッピングされうる。この点に関し、実施形態によっては、上記複数のシンボルは、サブフレームの第2のスロットにおいてPBCHを含むようにマッピングされうる。さらに、実施形態によっては、上記複数のシンボルのマッピングにおいて、PBCHを含む全てのシンボルが、複数の連続的なリソース要素にマッピングされうる。]
[0045] 510において、PBCHバーストが送信されうる。PBCHバーストは、PBCHを含む複数のシンボルの形式であることができる。PBCHバーストは、BS44等の基地局などの手段によって送信されうる。実施形態によっては、PBCHバーストは、4つの自己復元可能なバーストの形式で送信されうる。実施形態によっては、PBCHバーストの送信は、PBCHのために確保されるリソース要素をマッピングすることと、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに従って、無線インターフェース上でPBCHバーストを送信することとを含むことができる。さらに、実施形態によっては、チャネル符号化、レートマッチング、PBCHバーストの変調、および送信ダイバーシチ符号化も、510において実行できる。]
[0046] 520において、モバイル端末10等のユーザ機器などの手段は、PBCHバーストを受信することができる。PBCHバーストは、PBCHを含む複数のシンボルの形式であることができる。実施形態によっては、PBCHバーストは、4つの自己復号可能なバーストの形式で受信可能である。]
[0047] 530において、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームが判断されうる。アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームは、PBCH内におけるリファレンスシンボルに基づいて判断されうる。PBCHのシンボルは連続的に復号されうる。実施形態によっては、PBCHの復号は、PBCHを復号するために、試行的なアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを選択することを伴うことができる。実施形態によっては、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームは、PBCHを構成する受信したOFDMシンボルのリファレンス信号コンテンツに基づいて判断されうる。PBCHの復号の結果は、関連するアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームを決定するために、図4a〜図4fに関して説明したサブフレームと比較されうる。実施形態によっては、復号されたPBCHと、図4a〜図4fのサブフレームにおけるPBCHマッピングとの間に一致の成功が見られる場合、正確な試行的アンテナ構成が、ユーザ機器により選択れたことになる。この点に関し、1対1の関係が、試行的アンテナ構成選択と成功した復号動作との間に築かれることができる。加えて、実施形態によっては、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームは、PBCHの最初の2つのシンボル内に含まれるリファレンス信号に基づいて判断されうる。さらに、実施形態によっては、PBCHの最初の2つのシンボルは、少なくとも3つの異なるアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを一意に区別することができる。この点に関し、実施形態によっては、例示的E-UTRAN環境における1、2、および4アンテナ構成に関連する3つの異なるアンテナ構成および/またはダイバーシチスキームを判断することができる。加えて、実施形態によっては、受信したPBCHのシンボルは、第1および第2のスロットを有するサブフレームに含まれることができる。実施形態によっては、受信したPBCHを含む複数のシンボルは、サブフレームの第2のスロットに位置することができる。さらに、実施形態によっては、受信したPBCHを含む複数のシンボルは、シンボルの全てが複数の連続的リソース要素を有するPBCHを含むように配置できる。]
[0048] 実施形態によっては、異なるアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームのためのマッピングに十分な差異が存在するマッピングを提供することができる。ゆえに、異なるまたは誤ったアンテナ構成またはダイバーシチスキームが仮定される実施形態では、これらのマッピングは、誤った仮定によりPBCHが復号されうるリスクを低減することができる。したがって、リファレンス信号がビットストリームにおけるかなり始め、例えば、PBCHを搬送する第1のOFDMシンボルに位置することが有益でありうる。この点に関し、ビットの大部分は、アンテナ構成および/または送信ダイバーシチに関する間違った仮説に正確に関連しない。]
[0049] これは、送信されたビット列を含む以下の例において示される。ビットの列内における「R」は、関連するアンテナにより送信されるリファレンス信号が占める位置を標示し、数字は、番号順にビットを示す。1ANTおよび2ANTは、1アンテナ構成または2アンテナ構成をそれぞれ示す。
1ANT: 1 R 2 3 4 5 6 7 8 9
2ANT: 1 R R 2 3 4 5 6 7 8]
[0050] 示されるように、アンテナ構成の盲目的な仮定を前提として、アンテナ構成に関する仮定が誤っている場合に、ビット1のみが正確に解釈される。また、ビット9が例示的2アンテナビット列において送信されないことに留意されたい。]
[0051] 比較目的だけのために、ビットストリームのまさに最後にリファレンス信号を配置する最悪の場合のマッピングについて以下に示す。
1ANT: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
2ANT : 1 2 3 4 5 6 7 8 R R]
[0052] ここで、ビット9以外の全ビットは、両方の仮定について重複している。したがって、特に、突発的ビット誤りに対抗するように設計されるFEC復号を利用する状況において、不一致の可能性が増加する。したがって、ビット9における2つの列の間の区別は、FEC復号プロセスにおいて訂正され、アンテナ構成に関する誤った仮定は、間違って正確な仮定であると見なされうる。ゆえに、この最悪の場合の例では、正確なアンテナ構成検出の確認は、実用的に不可能でありうる。]
[0053] したがって、本発明の種々の実施形態は、リファレンス信号が挿入される位置のインテリジェントな選択によってマッピングにおける差異を達成する。実施形態によっては、図4a〜図4fのサブフレーム内におけるビット列等のビット列内における特定の位置にリファレンス信号を挿入しなければならないため、リファレンス信号をインテリジェントな位置に挿入するプロセスによっても複雑性は増加し得ない。ゆえに、PBCHのマッピング等のマッピングをこのように実装することは有利であることができる。追加の実施形態は、いくつかのアンテナ構成ではPBCHが送信される範囲内にリファレンス信号を配置することであり、他の構成では範囲外に配置することでありうる。]
[0054] しかし、追加の複雑性を生じ得る他の手段によっても本発明を実現することが可能であることを理解されたい。このような例の1つとして、異なる順番で、例えば、以下に示すように、前述のリファレンス信号の配置とは逆の番号順で連続的にビットをマッピングすることを挙げることができる。
1ANT: 9 8 7 6 5 4 3 2 1 R
2ANT : 8 7 6 5 4 3 2 1 R R]
[0055] また、この例示的マッピングは、ビット列の最後にリファレンス信号を配置しているにもかかわらず、任意の重複を回避することができる。より一般的には、本例における逆の順番のマッピングは、ビットを適切にインターリーブすることでありうる。したがって、リファレンス信号の配置に応じて、異なるインターリーブは、改善した結果を提供することができる。単純なインターリーブオプションは、時間および/または周波数領域あるいはその両方において逆の順番でマッピングすることでありうる。加えて、実施形態によっては、インターリーブオプションは、所定の数のビットだけビットを巡回的にシフトすることでありうる。]
[0056] 別の変形実施形態は、異なるアンテナ構成に異なるインターリーブパターン、例えば、以下に示すように、直接または数値マッピングおよび逆または逆数値マッピングを使用してもよい。
1ANT: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
2ANT : 8 7 6 5 4 3 2 1 R R]
[0057] したがって、実施形態によっては、同一のリファレンス信号の数字(図示せず)を使用しても、異なるアンテナ構成を区別することが可能でありうる。]
[0058] さらに、ビット順序における十分な差異を達成するための他のオプションも存在する。例えば、UMTSでは、データパケットの異なる再送信に異なる冗長バージョンを使用することが想定される。冗長バージョンの生成に関し、基地局等のネットワークエンティティは、一連のデータパケットの任意の数の冗長バージョンを生成することができる。さらに、異なる冗長バージョンは、レートマッチング段階において小さい変動によって生成できる。実施形態によっては、仮想バッファの手法を使用することが可能であり、この場合、符号化後のビットが、インターリーブされて仮想バッファに書き込まれ、次いで、所要の数のビットが、仮想バッファから読み出される。バッファの最後に達すると、読み出しは、最初から巡回的に継続する。したがって、異なる冗長バージョンを、異なる既定の出発点から読み出しプロセスを開始することによって入手できる。これは、異なる冗長バージョンを生成するための1つの可能性であるが、冗長バージョンを生成する種々の方法を、本発明に従って実装することができる。これによって、最適なハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automated Repeat ReQuest;HARQ)の実装が受信機において可能になりうる。その結果、場合によっては、例えば、第1、第2、および第3の冗長バージョンが、特定の組のデータパケットに関して生成されうる。冗長バージョンは、典型的には、データパケットが受信および復号された後に、基地局がユーザ機器から肯定応答を要求する状況において利用される。ユーザ機器が冗長バージョンを復号するためには、ユーザ機器は、適切なアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを利用するだけでなく、ユーザ機器は、受信した冗長バージョンの数等の標示も利用しなければならない。ユーザ機器が冗長バージョンを復号できない状況では、別の冗長バージョンを基地局から送信することができる。この第2の受信した冗長バージョンを第1の冗長バージョンと組み合わせて、受信したデータを復号および解読することができる。]
[0059] 図7は、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを判断するために冗長バージョンを利用する手順のフローチャートを示す。図7の方法は、700において、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに基づいて、冗長バージョン番号を入手することと、710において、冗長バージョンを生成するために冗長バージョン番号を利用することと、720において、冗長バージョンを送信することとに関する動作を含む。図7に示すように、送信後、ユーザ機器は、730において、冗長バージョンを受信し、740において、冗長バージョン番号を使用して、受信した冗長バージョンを復号し、750において、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを判断することができる。]
[0060] 実施形態によっては、冗長バージョンは、アンテナ構成情報を提供するためにPBCHとともに利用できる。例えば、PBCH等のデータパケットの初期送信の一部として第1の冗長バージョンを送信するスキームを確立することができる。この点に関し、2つのアンテナを備える基地局は、PBCH等のデータパケットの初期送信の一部として第2の冗長バージョンを送信することができる。加えて、4つのアンテナを備える基地局は、PBCH等のデータパケットの初期送信の一部として第3の冗長バージョンを送信することができる。1、2、および4アンテナ構成が、本例示的実施形態において、例示目的のために、第1、第2、および第3の冗長バージョンにそれぞれ関連することに留意されたい。種々の実施形態では、アンテナ構成と冗長バージョン番号との間の関連は予め定められており、基地局を含むがこれらに限定されない種々のネットワークエンティティおよびユーザ機器に既知であるとする。しかし、アンテナ構成および冗長バージョンの任意の組み合わせを実装可能であることが想定されている。]
[0061] したがって、ユーザ機器は、まず、アンテナ構成および冗長バージョンの1つの組み合わせ、例えば、1アンテナ基地局および第1の冗長バージョンを選択し、次いで、PBCH等のデータの復号を適宜試行する。ユーザ機器が適切なアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを使用し、その結果、冗長バージョンの適切な標示または数を使用する場合、データパケットの復号は、成功することが可能であり、ユーザ機器は、適切なアンテナ構成を発見していることになる。ユーザ機器が冗長バージョンの復号に失敗する場合、ユーザ機器は、先行する復号の試行を考慮して適切なアンテナ構成を判断するために、異なるアンテナ構成および関連の冗長バージョン番号を使用してデータを復号しうる。実施形態によっては、ユーザ機器は、元々の冗長バージョンを受信し、かつ元々の冗長バージョンを復号するために誤ったアンテナ構成を選択した後に、追加の冗長バージョンを受信し、次いで、前の失敗の復号試行を考慮して、新しいアンテナ構成および関連の冗長バージョン番号を選択して、追加の冗長バージョンを復号しうる。したがって、異なる冗長バージョンを、異なるアンテナ構成および/またはダイバーシチスキームに使用することができる。実施形態によっては、冗長バージョンを、PBCHに提供される情報に関して利用できる。異なるインターリーバの使用と同様に、上述のように、異なる冗長バージョンを使用することによっても、誤った仮定を使用する場合に、ビットにおいて重複が存在しないまたはほとんど存在しないことが確実になりうる。本手法の利点は、レートマッチングもPBCHに使用可能であることであり、レートマッチング実装は、データチャネルに必要とされる異なる冗長バージョンの生成にも対応することができる。したがって、既存の構成要素の異なる構成を利用することによって追加の複雑性を回避することが可能になる。]
[0062] 前述の実施形態は、ユーザ機器がアンテナ構成情報を入手可能である信頼性を向上させるための機構を提供するが、別の実施形態の方法および装置は、異なるアンテナ構成毎に異なるマスクを利用することによって、アンテナ構成情報を提供する。利用したマスクを識別することによって、ユーザ機器は、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを判断することができる。この点に関し、図6は、本発明の別の実施形態に従う、PBCH送信および受信手順のフローチャートである。図6の手順は、アンテナ構成情報を提供するために、CRCマスク等のマスクを使用することを対象とし、正確なアンテナ構成がユーザ機器によって識別されたことを検証するために利用されうる。図6に関連して説明する本発明の実施形態は、図4a〜図4fに関連して説明したPBCHマッピング、ならびに図1a〜図1fのサブフレームにおける従来のPBCHからリソース要素へのマッピングにより提供されるマッピング等の他のPBCHマッピングと組み合わせて機能することができる。]
[0063] 簡潔に言うと、1アンテナ構成のための第1のマスク、SFBCを利用する2アンテナ構成のための第2のマスク、FSTDを利用する4アンテナ構成のための第3のマスク等の異なるマスクが、異なるアンテナ構成や送信ダイバーシチスキーム毎に既定される。基地局44等のネットワークエンティティにより送信され、かつユーザ機器により受信されるビットのうちの少なくともいくつかは、ネットワークエンティティの特定のアンテナ構成に関連するマスクによりマスキングされる。ある実施形態において、PBCHのビットは、マスキングされうる。より具体的には、PBCHは、典型的には、情報ビットと、情報ビットの検証を可能にするように情報ビットに基づいて計算される巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check;CRC)ビットとから構成される。本実施形態では、CRCビットはマスキングされうる。]
[0064] CRCビットがマスキングされるある実施形態において、図6のPBCH送信および受信手順は、600において、例えば、ネットワークエンティティが、例えば、CRCビット等のビットを計算することと、610において、ネットワークエンティティ、例えば、基地局またはNodeBのアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに基づいてマスクを入手することと、615において、入手したマスクをビットに適用することと、620において、PBCHバーストを生成するために、マスキングされたビットおよびPBCH情報ビットを組み合わせることと、630において、PBCHバーストを送信することとを含むことができる。また、図6に示すように、送信後、ユーザ機器は、604において、PCBHバーストを受信し、次いで、情報ビットの検証前に、実施形態によっては、デマスキングされたCRCビットにCRC検査を実行することによって、利用されたマスクを判断することができる。ある実施形態において、650において、仮定されたアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームと、関連するマスクとを選択し、次いで、670において受信したビットを分析する前に、660において、選択されたマスクを使用して受信したビットをデマスキングし、680において、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを判断することによって、マスクは判断される。利用していたユーザ機器によって判断されるマスクに基づいて、マスクに関連するアンテナ構成情報は、情報ビットが正確にかつ信頼性を持って復調可能になるように、および/またはアンテナ構成に関する前の仮定が検証可能になるように、判断されうる。]
[0065] 600において、例えば、CRCビット等のビットを計算することができる。CRCビットは、例えば、図4aのPBCH等のPBCHの情報ビットに関連して計算できる。PBCHのCRCは、任意の既知の技法を使用して計算できる。CRCビットは、BS44等の基地局、基地局に接続されるコンピューティング機器、または任意の他の手段によって計算できる。610において、マスクは、所定の組のマスクから入手できる。マスクは、その組のマスクにおける各マスクが異なるアンテナ構成および/または異なる送信ダイバーシチスキームに関連可能になる所定の組のマスクから入手できる。所望のアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに関連するマスクを入手することができる。実施形態によっては、マスクは、適用時に、少なくとも3つの異なるアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを一意に区別することができるように入手できる。所定の組のマスク内におけるマスクが、異なるアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関連することが可能であることから、実施形態によっては、マスクは、基地局のアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに基づいて入手できる。加えて、組のマスクならびに関連するアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームは、基地局だけでなく、基地局が通信するユーザ機器によっても既知であることができる。実施形態によっては、マスクは、例えば、マスキングされるCRCビットの数等の、マスキングされるビットの数に同等の長さの列を有するビットマスクであることができる。]
[0066] いくつかの実施形態に従って所定の組のマスクを確立する場合、最大ハミング距離を利用して、既定の組のマスク内における各マスクを確立することができる。ハミング距離は、第1のマスク列等の第1のエンティティの第2のマスキング列等の第2のエンティティへの変換を行なうことが可能である置換などの動作の数を記述することができる。例えば、第1のマスクは、ビット列000でありうる。ゆえに、第1のマスクからの最大ハミング距離を有する第2のマスクは、ビット列111になる。実施形態によっては、選択されたマスクがゼロに同等であるビット列である場合、マスクの適用は不必要であってもよく、したがって、マスクの適用が、マスキングされるビットに影響を及ぼし得ないために、処理は促進されうる。2つのマスクでは、上述のように、一方のマスクを全てゼロとして、別のマスクを全て1として選択することによって、2つの間のハミング距離が最大化される。しかし、3つ以上のマスクが必要とされる場合、このような単純な選択を有することは不可能であるが、より進化したマスク生成を利用することができる。場合によっては、全てのマスク間で同等のハミング距離を達成することも不可能でありうる。実施形態によっては、結果として生じた不等なハミング距離を、異なるアンテナ構成の識別時に活用することができる。上述したように、リファレンス信号の復調および処理中にも、可能なアンテナ構成の可能性に関するいくつかの情報を入手することができる。入手した情報は、アンテナ構成選択が単にこの評価に基づくには十分であり得ないが、両スキームの実行を強化するために、例えば、CRC検査と組み合わせることができる。したがって、場合によっては、特定のアンテナ構成は、他のものよりもリファレンス信号に基づいて容易に区別されうる。したがって、実施形態によっては、アンテナ構成間の異なる誤り確率のこの可能性を考慮すると、ハミング距離最大化が犠牲になりうる。例えば、単一アンテナ構成と2アンテナ構成との混同に関する最大の誤り確率が提供されることが判断される場合、4アンテナ構成のマスクに関連する最大ハミング距離よりも結果が小さい場合であっても、マスクは、単一アンテナ構成と2アンテナ構成との間のハミング距離を最大化するように確立されうる。このようにハミング距離を確立することによって、例えば、復調中またはCRC検査中に入手した情報を利用することにより、高い信頼性を持って、全てのアンテナ構成を相互から区別することが可能になる。実施形態によっては、復調またはCRC検査のうちの一方が、他方よりも信頼性のある結果を提供し得ることが判断されうる。したがって、復調およびCRC検査の組み合わせは、全ての場合について許容可能な実行を提供するように実装可能である。]
[0067] さらに、組のマスクは、図3の通信システム等の通信システムにおいて可能なアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに基づいて確立できる。例示的E-UTRAN環境では、3つのマスクが、1、2、および4アンテナ構成について規定されうる。しかし、本発明の実施形態は、E-UTRAN環境に限定されず、したがって、種々のアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに基づく可能な選択として、任意の数のマスクを利用することができる。さらに、実施形態によっては、異なるCRC多項式の使用およびハミング距離の考慮等によって、マスク生成を容易にするために、CRCの計算を修正してもよい。さらに、CRC生成元の出力をマスキングして、アンテナ構成に応じて異なる出力を入手する代わりに、3つの異なるCRC生成元が用いられる。マスキングをCRC生成元の一部と見なす場合、3つの異なるCRC生成元を規定するために3つの異なるマスクが考えられ得ることに留意されたい。しかし、異なるCRC生成元は、異なる要素をCRC生成プロセスに適用することによっても設計できる。例として、CRC生成元のために異なる生成多項式を使用すること、または入力データからCRCを計算するまえにインターリーバを使用すること、または上述の差異に加えてマスクも適用する組み合わせを含む任意のそれらの組み合わせが挙げられる。したがって、3つの異なるCRC生成元の利用は、上位集合、または言い換えると、異なるマスクの使用のより一般的な概念であることができる。]
[0068] 615において、ビットは、入手したマスクをビットに適用することによってマスキングできる。610におけるマスクの例えば、CRCビットへの適用は、排他的論理和演算等を介して、任意の既知の技術を使用して実行できる。実施形態によっては、マスクは、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームに基づいて選択されるため、マスクの適用によって、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームのうちの少なくとも1つに関する結果に情報を伝達することができる。本発明の本例示的実施形態は、入手したマスクのCRCビットへの適用を対象とするが、本発明の実施形態が、任意のビット列に適用されてもよいことが想定される。実施形態によっては、入手したマスクは、PBCH内のビットに適用できる。実施形態によっては、マスキングは、FECの後に実行可能であり、この結果、場合によりスクランブリングと呼ばれる具体的な方式でアンテナ構成における符号化データをマスキングすることが可能になる。]
[0069] 620において、PBCHバーストを生成するために、マスキングされたビットをPBCH情報と組み合わせることができる。実施形態によっては、マスキングされたCRCビットは、マスキングされた後に、PBCH情報ビットに付加できる。他の実施形態では、610におけるCRCマスクの適用は、CRCビットがPBCH情報ビットに付加された後に発生できる。加えて、実施形態によっては、2つ以上のマスクを並列CRC計算において適用することができる。さらに、実施形態によっては、620において、PBCH情報ビットおよびマスキングされたCRCビットについて演算する順方向誤り訂正(forward error correction; FEC)符号化演算を行なうことができる。PBCH情報ビットおよびマスキングされたCRCビットは、例えば、1/9等の低符号レートで符号化できる。]
[0070] 630において、PBCHバーストが送信されうる。PBCHバーストは、BS44等の基地局などの手段によって送信されうる。実施形態によっては、PBCHバーストは、4つの自己復号可能なバーストの形式で送信されうる。実施形態によっては、PBCHバーストの送信は、PBCHのために確保されるリソース要素をマッピングすることと、選択されたマスクに従うアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに従って、無線インターフェース上でPBCHバーストを送信することとを含むことができる。さらに、実施形態によっては、チャネル符号化、レートマッチング、PBCHバーストの変調、送信ダイバーシチ符号化も、630において実行できる。]
[0071] 640において、モバイル端末10等のユーザ機器などの手段は、PBCHバーストを受信することができる。実施形態によっては、PBCHバーストは、4つの自己復号可能なバーストの形式で受信できる。実施形態によっては、640におけるPBCHバーストの受信に続く動作は、動作600、610、615、および620に関して、例えば、基地局によって実装される動作に対して、例えば、モバイル端末においてミラー様式で実装可能である。]
[0072] 650において、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを仮定することが可能であり、関連のマスク(つまり、仮定されたアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関連するマスク)を、所定の組のマスクから選択することができる。PBCHバーストの復調は、650において仮定されたアンテナ構成情報を利用することによって達成できる。実施形態によっては、仮定は、最も強固なアンテナ構成、つまり、復調を実行するために最多のアンテナを備える構成を使用することでありうる。さらに、実施形態によっては、図4a〜図4fに関連して上述したPBCHバースト内におけるリソース要素マッピングに基づいて、仮定されるアンテナ構成を判断してもよい。FEC符号化が発生した実施形態では、ユーザ機器は、復調の実行後にFEC復号を実行することができる。さらに、実施形態によっては、チャネル復号、レートマッチングも、650においてユーザ機器によって実行できる。]
[0073] 660において、ユーザ機器は、受信したビットをデマスキングすることができる。デマスキング動作は、基地局の仮定されたアンテナ構成と関連するマスクを利用することができる。実施形態によっては、デマスキング動作は、排他的論理和演算等を介して、任意の既知の技法を使用することによって、マスキングされたCRCビット等のマスキングされたビットに適用できる。]
[0074] 670において、送信前にビットのマスキングにどのマスクを利用したかを判断するために、受信したビットの分析を実行することができる。実施形態によっては、受信したビットの分析は、ビットのCRC検査を実行することを含むことができる。実施形態によっては、CRCは、受信したPBCH情報ビットから計算できる。次いで、受信したPBCH情報ビットから計算されたCRCビットを、分析の一部として、デマスキングされたCRCビットに比較することができる。実施形態によっては、比較は、デマスキングされたCRCビットと、受信したPBCH情報ビットからユーザ機器によって計算されるCRCビットとの排他的論理和を行なうことによって実行できる。他の実施形態では、分析は、ユーザ機器により計算されたCRCビットと、依然としてマスキングされる受信したCRCビットとの間の比較を、排他的論理和を実行すること等によって実行することを含むことができる。この点に関し、排他的論理和の結果が、仮定されたアンテナ構成および送信ダイバーシチスキームに関連するマスクである場合、すなわち、そのマスクに一致する場合、アンテナ構成情報に関する仮定は、正確であり、複数の既定のビットマスクのうちのどれがビットに適用されたかが判断される。]
[0075] 680において、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを判断することができる。670において一致が分析から生じる場合、ビットのマスキングに使用されたマスクは既知であり、適切なアンテナ構成情報がユーザ機器によって仮定されたことを判断することができる。したがって、実施形態によっては、CRC検査が一致をもたらす場合、ユーザ機器により選択されたアンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを、高い信頼性を持って考慮することができる。]
[0076] 670における分析の結果に一致が見られない場合、実施形態によっては、アンテナ構成や送信ダイバーシチスキームを判断するために、手順は、動作650に戻ることが可能であり、PBCHバーストの復調は、異なるマスクひいては異なる仮定されたアンテナ構成情報を使用して発生することができる。他の実施形態では、670における分析の結果に一致が見られない場合、手順は、動作660に戻ることが可能であり、異なるマスクを使用して、CRCビットをデマスキングすることができる。この点に関し、受信したPBCHバーストの追加の復調は実行されない。さらに、CRCビットのマスキングが利用される実施形態によっては、CRCを異なるマスクで計算することは、非常に効果的に実装可能である。まず、CRCは、いかなるマスクも含まずに、つまり、同等には、全てゼロを含むマスクで計算できる。CRCが全てゼロであることが分かる場合、全てゼロのマスクが使用されており、対応するアンテナ構成を判断することができる。そうでない場合、CRCは、他の可能なマスクと比較できる。これらの比較により一致がもたらされる場合、対応するアンテナ構成を判断することができる。本実施形態では、異なるマスクについてCRCを再計算する必要がなくてもよいことに留意されたい。具体的には、CRC生成の複雑な部分であり得るCRC生成多項式において、全てのデータビットを実行する必要がなくてもよい。したがって、既定のマスクの組によるCRC結果のごく単純な比較は、必要であり、これは、非常に単純な動作であることができる。]
[0077] さらに、一致が見られない実施形態によっては、復調動作650に戻る決定または660において異なるマスクでCRCビットを単純にデマスキングする決定は、信号対雑音比に基づくことができる。信号対雑音比が高い状況では、ビットのデマスキングに単に戻ることがより効率的であり得るが、信号対雑音比が低い場合、新しい仮定を使用するPBCHバーストの復調に戻ることがより効率的でありうる。種々の実施形態によると、新しい仮定を使用する復調に戻るか、または新しい仮定を使用するデマスキングに戻るかを判断する場合、処理複雑性等の他の要因が考慮されうる。さらなる実施形態では、CRCビットは、まず、660において、異なるマスクでデマスキング可能であり、これが成功しない場合、550における復調動作に戻ることが決定される。動作650または660に戻ることに関係なく、本手順は、アンテナ構成および送信ダイバーシチスキームを規定する一致が見つかるまで繰り返すことができる。]
[0078] 本発明の一側面によると、本発明の実施形態を実装する基地局44等のネットワークエンティティや、モバイル端末10等のユーザ機器10は、通常、コンピュータプログラムの制御下で動作する。本発明の実施形態に係る方法を実行するためのコンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体において具現化される一連のコンピュータ命令等の、コンピュータ可読記憶媒体およびコンピュータ可読プログラムコード部分を含む。]
[0079] この点に関し、図5および6は、本発明の例示的実施形態に従う方法、装置、およびプログラム製品のフローチャートである。フローチャートの各ブロックまたはステップならびにフローチャートにおけるブロックの組み合わせが、コンピュータプログラム命令によって実装可能であることを理解されたい。このようなコンピュータプログラム命令を、コンピュータまたはコントローラ20等の他のプログラム可能な装置にロードして情報処理装置を実現する。つまり、コンピュータなどのプログラム可能な装置上で実行する命令は、フローチャートのブロックまたはステップにおいて特定される機能を実装する手段を生成する。また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータなどのプログラム可能な装置を特定の方式で機能させることが可能なコンピュータ可読メモリに格納されてもよく、その結果、コンピュータ可読メモリに格納される命令は、フローチャートのブロックまたはステップにおいて特定される機能を実装する命令手段を含む製品を実現する。また、コンピュータプログラム命令を、コンピュータなどのプログラム可能な装置にロードすることによって、コンピュータなどのプログラム可能な装置上で、コンピュータ実装によるプロセスをもたらすように一連の動作ステップを実行させ、その結果、コンピュータなどのプログラム可能な装置上で実行する命令は、フローチャートのブロックまたはステップにおいて特定される機能を実装するステップを提供しうる。]
[0080] したがって、フローチャートのブロックまたはステップは、特定の機能を実行するための手段の組み合わせ、特定の機能を実行するためのステップの組み合わせ、および特定の機能を実行するためのプログラム命令手段に対応する。また、フローチャートの各ブロックまたはステップならびにフローチャートにおけるブロックまたはステップの組み合わせが、特定の機能またはステップあるいは特殊用途のハードウェアおよびコンピュータ命令の組み合わせを実行する特殊用途のハードウェアベースのコンピュータシステムによって実装可能であることも理解されたい。]
[0081] 本明細書に記載の本発明に関する多くの修正および他の実施形態は、本発明に関連する当業者によって想定され、これらの修正および他の実施形態は、前述の説明および関連する図面において提示される教示の利益を有する。ゆえに、本発明の実施形態が、開示される特定の実施形態に限定されないこと、ならびに修正および他の実施形態が、添付の請求項の範囲内に含まれるように意図されることが理解されたい。本明細書において特定の用語が用いられるが、これらの用語は、一般的および記述的な意味においてのみ使用され、限定する目的で使用されない。]
权利要求:

請求項1
アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つに基づいてビットマスクを入手することと、送信される複数のビットを前記ビットマスクによりマスキングし、それによって、前記アンテナ構成または前記送信ダイバーシチスキームの前記少なくとも1つに関する情報を伝達することと、を含む、方法。
請求項2
前記複数のビットをマスキングすることは、物理ブロードキャストチャネルの複数のビットを、前記ビットマスクによりマスキングすることを含む、請求項1に記載の方法。
請求項3
前記複数のビットをマスキングすることは、複数の巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)ビットを、前記ビットマスクによりマスキングすることを含む、請求項1に記載の方法。
請求項4
前記ビットマスクを入手することは、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別可能にするのに十分なビットマスクを入手することを含む、請求項1に記載の方法。
請求項5
アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つに基づいてビットマスクを入手するように構成されるプロセッサであって、送信される複数のビットを前記ビットマスクによりマスキングし、それによって、前記アンテナ構成または前記送信ダイバーシチスキームの前記少なくとも1つに関する情報を伝達するようにも構成されるプロセッサ、を備える、装置。
請求項6
前記プロセッサは、物理ブロードキャストチャネルの複数のビットを、前記ビットマスクによりマスキングするようにさらに構成される、請求項5に記載の装置。
請求項7
前記プロセッサは、複数の巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)ビットを、前記ビットマスクによりマスキングするようにさらに構成される、請求項5に記載の装置。
請求項8
前記プロセッサは、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別可能にするのに十分なビットマスクを入手するようにさらに構成される、請求項5に記載の装置。
請求項9
受信した複数のビットを分析し、該ビットに複数の既定のビットマスクのうちどれが適用されたかを判断することと、前記ビットに適用されたと判断した各ビットマスクに基づいて、アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つを判断することと、を含む、方法。
請求項10
前記複数のビットを分析することは、物理ブロードキャストチャネルの複数のビットを分析することを含む、請求項9に記載の方法。
請求項11
前記複数のビットを分析することは、複数の巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)ビットを分析することを含む、請求項9に記載の方法。
請求項12
前記アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つを判断することは、前記ビットに適用されたと判断された各ビットマスクに基づいて、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別することを含む、請求項9に記載の方法。
請求項13
前記複数のビットを分析することは、前の分析によって、誤ったビットマスクが選択されたという判断がもたらされた場合に、異なる所定のビットマスクを前記複数のビットに適用することをさらに含む、請求項9に記載の方法。
請求項14
受信した複数のビットを分析し、該ビットに複数の既定のビットマスクのうちどれが適用されたかを判断するように構成されるプロセッサであって、前記ビットに適用されたと判断した各ビットマスクに基づいて、アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つを判断するようにも構成されるプロセッサ、を備える、装置。
請求項15
前記プロセッサは、物理ブロードキャストチャネルの複数のビットを分析するようにさらに構成される、請求項14に記載の装置。
請求項16
前記プロセッサは、複数の巡回冗長検査(cyclic redundancy check;CRC)ビットを分析するようにさらに構成される、請求項14に記載の装置。
請求項17
前記プロセッサは、前記ビットに適用されたと判断された各ビットマスクに基づいて、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別するようにさらに構成される、請求項14に記載の装置。
請求項18
物理ブロードキャストチャネルを含む複数のシンボルを複数のリソース要素にマッピングすることを含み、前記リソース要素のうちの既定のものは、アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つを示すリファレンス信号に確保され、前記複数のシンボルをマッピングすることは、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別可能にするために、異なるアンテナ構成においては十分異なるリファレンス信号位置が、前記物理ブロードキャストチャネルの最初の2つのシンボル内において発生するように、前記複数のシンボルをマッピングすることを含む、方法。
請求項19
前記物理ブロードキャストチャネルは、第1および第2のスロットを有するサブフレームに含まれ、前記複数のシンボルをマッピングすることは、前記サブフレームの前記第2のスロットにおいて前記物理ブロードキャストチャネルを含む前記シンボルの全てをマッピングすることをさらに含む、請求項18に記載の方法。
請求項20
前記複数のシンボルをマッピングすることは、前記物理ブロードキャストチャネルを含む前記シンボルの全てを、連続的な複数のシンボルに含まれる複数のリソース要素にマッピングすることをさらに含む、請求項18に記載の方法。
請求項21
物理ブロードキャストチャネルを含む複数のシンボルを複数のリソース要素にマッピングするように構成されるプロセッサを備え、前記リソース要素のうちの既定のものは、アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つを示すリファレンス信号に確保され、前記プロセッサは、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別可能にするために、異なるアンテナ構成においては十分異なるリファレンス信号位置が、前記物理ブロードキャストチャネルの最初の2つのシンボル内において発生するように、前記複数のシンボルをマッピングするようにさらに構成される、装置。
請求項22
前記物理ブロードキャストチャネルは、第1および第2のスロットを有するサブフレームに含まれ、前記プロセッサは、前記サブフレームの前記第2のスロットにおいて前記物理ブロードキャストチャネルを含む前記シンボルの全てをマッピングするようにさらに構成される、請求項21に記載の装置。
請求項23
前記プロセッサは、前記物理ブロードキャストチャネルを含む前記シンボルの全てを複数のリソース要素にマッピングするようにさらに構成され、前記複数のシンボルは連続的である、請求項21に記載の装置。
請求項24
物理ブロードキャストチャネルを含む複数のシンボルを受信することと、前記物理ブロードキャストチャネルの最初の2つのシンボル内に含まれるリファレンス信号の位置に基づいて、アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つを判断することであって、前記アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つを判断することは、前記物理ブロードキャストチャネルの前記最初の2つのシンボル内に含まれる前記リファレンス信号に基づいて、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別することを含むことと、を含む、方法。
請求項25
前記物理ブロードキャストチャネルは、第1および第2のスロットを有するサブフレームに含まれ、前記複数のシンボルを受信することは、前記サブフレームの前記第2のスロットにおいて前記物理ブロードキャストチャネルを含む前記シンボルの全てを受信することを含む、請求項24に記載の方法。
請求項26
前記複数のシンボルを受信することは、複数のリソース要素において前記物理ブロードキャストチャネルを含む前記複数のシンボルの全てを受信することを含み、前記複数のシンボルは連続的である、請求項24に記載の方法。
請求項27
物理ブロードキャストチャネルを含む複数のシンボルを受信するように構成されるプロセッサを備え、前記プロセッサは、前記物理ブロードキャストチャネルの最初の2つのシンボル内に含まれるリファレンス信号の位置に基づいて、アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つを判断するようにも構成され、前記プロセッサは、前記物理ブロードキャストチャネルの前記最初の2つのシンボル内に含まれる前記リファレンス信号に基づいて、少なくとも3つの異なるアンテナ構成または送信ダイバーシチスキームを一意に区別することによって、アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つを判断するようにさらに構成される、装置。
請求項28
前記物理ブロードキャストチャネルは、第1および第2のスロットを有するサブフレームに含まれ、前記プロセッサは、前記サブフレームの前記第2のスロットにおいて前記物理ブロードキャストチャネルを含む前記シンボルの全てを受信するようにさらに構成される、請求項27に記載の装置。
請求項29
前記プロセッサは、複数のリソース要素において前記物理ブロードキャストチャネルを含む前記シンボルの全てを受信するようにさらに構成され、前記複数のシンボルは連続的である、請求項27に記載の装置。
請求項30
アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つに基づいて、冗長バージョン番号を入手することと、冗長バージョンを生成するために前記冗長バージョン番号を利用し、それによって、前記アンテナ構成または前記送信ダイバーシチスキームの前記少なくとも1つに関する情報を伝達することと、を含む、方法。
請求項31
アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つに基づいて、冗長バージョン番号を入手するように構成されるプロセッサであって、冗長バージョンを生成するために前記冗長バージョン番号を利用し、それによって、前記アンテナ構成または前記送信ダイバーシチスキームの前記少なくとも1つに関する情報を伝達するようにも構成されるプロセッサ、を備える、装置。
請求項32
前記それぞれの冗長バージョン番号を使用して、前記冗長バージョンを生成したかを判断するために、それぞれの冗長バージョン番号に従って、受信した冗長バージョンを復号することと、前記冗長バージョンの生成に使用されたと判断される前記それぞれの冗長バージョン番号に基づいて、アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つを判断することと、を含む、方法。
請求項33
複数の既定の冗長バージョン番号のうちのどれを前記冗長バージョンの生成に使用したかを判断するために、冗長バージョン番号を使用して、受信した冗長バージョンを復号するように構成されるプロセッサであって、前記冗長バージョンの生成に使用されたと判断される前記それぞれの冗長バージョン番号に基づいて、アンテナ構成または送信ダイバーシチスキームの少なくとも1つを判断するようにも構成されるプロセッサ、を備える、装置。
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